DTS(弟子トレーニングスクール)
神様との関係を親密にし、宣教の働きの役に立ちたいという願いと召命を明確にします。
DTS(弟子トレーニングスクール)とは?
DTS(弟子トレーニングスクール)では、およそ半年間にわたっての共同生活を通して、教室での講義だけでなく、スモールグループや個人の黙想の時間、実際の奉仕活動などを通じて訓練を受けます。
世界各国で様々なスタイルで開催されていますが、ほとんどのDTSは前半の講義期間と後半のアウトリーチという2部構成です。
講義期間
DTSの前半となる講義期間では、共同生活をしながらの様々な学びを通して神様についてより深く知り、心に変革をもたらします。
11週間にわたる講義では、各週のテーマごとに、様々な背景を持つ牧師、宣教師、リーダーが講師として招かれます。DTSによって様々なテーマが扱われますが、「神の御声を聞く」「罪と赦し」「聖書的世界観」「宣教」などがその一例です。他の生徒たちと絆を深めながら、クリスチャンとしての基本に立ち返り、共に考え、学ぶ機会です。
私たちの人格を形成するにあたり欠かせないのは、他者に仕えることです。DTSの講義期間中は、所属しているワイワムコミュニティを運営していくにあたり必要な様々なことをお手伝いしてもらいます。庭仕事や清掃、もてなしの実践などを通して、コミュニティの一員としての役割を果たしてもらうと同時に、チームワークや献身する姿勢を身につけます。
DTSの講義期間の中で最も重要ともいえる時間が、スモールグループや個人メンタリングの時間かもしれません。少人数で向き合い、信頼できる安全な環境の中で、神様についての学びをきちんと振り返り、自分のものにしていきます。個人メンタリングはワイワムでは「1オン1」と呼ばれ、同じDTSスタッフが生徒と一対一で毎週時間をとり、質問に答えたり話を聴いてくれます。
また、スモールグループでは他の生徒と少人数での議論や分かち合いをします。他の生徒たちが抱いている疑問や葛藤を知り、共に学びを深める良い機会であると同時に、自分や他の人たちの心の変革を体験する証の場となるでしょう。
講義期間中は色々な活動を通して、可能な限り近隣地域にも貢献してもらいます。それは、個人の変革はその周囲にも良い影響をもたらすと私たちは考えるからです。近所のために祈ったり、トラクトを配ったり、ボランティア活動をしたり、形を問わず学んだことを実践していきましょう。これは後半のアウトリーチに向けての良い準備となるはずです。
アウトリーチ期間
DTSの後半はアウトリーチです。仲間たちと一緒に学んだことを実践すべく、海外へ伝道に出かけます。行く先々での様々な奉仕や異文化体験を通して、世界での神の御国の働きについて学びます。
DTSのアウトリーチを通して、講義期間中に学んだことを実践します。最大の目的は、自分自身が体験し味わった神様の愛を他の国の人々に分かち合うこと。たとえ言語や文化が違っても、キリストの愛という永遠の真理が力強く働くことを体験できるでしょう。
アウトリーチの派遣先は様々です。中には、開講前から行き先が決まっているDTSもあれば、講義期間中に色々と検討して決めるところもあります。もし事前にその情報があれば、DTSについて調べる際に可能性のある派遣先がリストアップされているかもしれません。(日本でのDTSの場合、アウトリーチ期間の一部を国内で過ごし、諸教会での奉仕活動に参加することが多いです。)
アウトリーチの後は、体験した様々な新しいことや学んだことを振り返る時を持ちます。他の仲間たちと体験談を分かち合い、大変だったことや楽しかったことを反省します。そして、 DTS修了後の進路についても祈り考える大切な時間です。
到着日: 2025年10月
出発日: 2026年2月
DTS費: 未定